「高血圧とは?」
血管の内圧が基準値以上の状態をいい、多くは自覚症状がないため。知らないうちに高血圧が進行し、やがて動脈硬化や脳卒中、心不全、腎不全などの合併症を引き起こす病気です。自覚症状がなく、自分では高血圧であると気付かない人がほとんどであるため、自分の血圧値を確認するようにしましょう。
分類 |
収縮期血圧 |
拡張期血圧 |
正常血圧 |
<120 かつ <80 | |
正常高値血圧 |
120~129 かつ/または <80 | |
高値血圧 |
130~139 かつ/または 80~89 | |
Ⅰ度高血圧 |
140~159 かつ/または 90~99 | |
Ⅱ度高血圧 |
160~179 かつ/または 100~109 | |
Ⅲ度高血圧 |
≧180 かつ/または ≧110 | |
(孤立性)収縮期高血圧 |
≧140 かつ/または <90 |
日本高血圧:高血圧治療ガイドライン2019より
収縮期血圧:心臓が収縮し、血管に最も強い圧力がかかっている時の値
拡張期血圧:心臓が拡張している時に血管にかかる圧力の値
一般的な治療の目標として75歳未満は130/80mmHg未満を、75歳以上でも140/90mmHg未満を目指します。
「食生活のポイント」
●食塩制限(6g/日未満)
●野菜・果物の積極的摂取
●飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を控える
●多価不飽和脂肪酸、低脂肪乳製品の積極的摂取
●適切なエネルギー摂取
●節飲(エタノールとして男性:20~30ml/日以下 女性:10~20ml/日以下)
※エタノール20gとは大体…?
ビール:中瓶1本 日本酒:1合 チューハイ(7%):350ml1缶
「減塩を心掛けよう」
食塩が血圧と密接な関係があるということはご存知の方も多いと思います。そこで普段の食生活で実践できる減塩のコツをいくつかご紹介します。
●麺や煮物の汁は残す
●調味料は「かける」のではなく「つける」
●だし、香辛料、酸味を利用する
●減塩の醤油や塩を使用する
●外食や加工食品を控える